うつとともに歩む

障害者枠での就労をスタート。うつとともに生きる、これからの人生を模索中です。

第15話 うつ病ってどこまで解明されているの?(1)

今週から、お盆休みだったリワークが再開されました。初日はちょっと疲れがでてしまいましたが、心身を少しづつ慣らしていきたいと思っています。

 

先日、ストレッサーだった上司から、いつもの体調伺いのメールがありました。

 

「体調はどうですか?」

 

休職当初は、連絡がくるだけで緊張し、気分が落ち込みましたが、最近はそれほど落ち込まないようになったと思ってました。

 

しかし、その夜、

 

上司に追い詰められている夢をみて、久々に中途覚醒してしまいました。

 

だいぶ克服したと思ってましたが、

無意識の中では、

 

上司のことがトラウマになっているんだなぁと気づかされました……

 

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うつ病の原因って?? ◆

 

最近、ネットやテレビなどで、

うつ病関連の情報をよく目にします。

 

腸内環境を整えた方がいい 

ブロッコリースプラウトがいい

遺伝性が明らかになった

うつ病患者は、海馬の萎縮が見られる

 

などなど。

 

一般向けのうつ病の本はかなり読みましたが、だいたいの本では、

 

うつ病の原因は、

セロトニンノルアドレナリンの減少であり、それらを増やす抗うつ薬を服用することで、治療できるということが書かれています。

 

海馬の話などはみたことがありません。

 

 

いったいうつ病の原因は何なのか?

このままの治療でいいのか?

ずっと気になっていました。

 

 

ちょうどその頃、下記の本に出会いました。

 

※どなたかのブログで紹介されていたのですが、そのブログが見つからなくなってしまいました。引用元を記載できず、本当にごめんなさい。

 

うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)

うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)

 

 この本は、理化学研究所精神疾患の研究をされている加藤先生が書かれたものです。

 

かなりアカデミックな内容で、

自分のような素人が読むのには

だいぶパワーを使いますが、

 

うつ病の最新研究を知るのに、

もってこいの本でした。

 

公表されている研究結果をもとに、今いえること、事実のみが書かれていて、

不明なことは、不明としっかり書いてあります。

とてもしっかりした、教科書のような本です。

 

うつ病患者の立場から、

気になった部分を、何回かにわけてまとめてみたいと思います。

 

うつ病の原因は解明されているのか?

 →

様々な推定はされているものの、最新研究でもうつ病のメカニズムは確定されていない。

 

(メカニズムが確定してないと言われると、本当に治るのか不安になります)

 

セロトニン

 うつ病経験者が、トリプトファンが欠乏して脳内のセロトニンが不足するような飲料を飲むと、うつ病が再燃するとの研究報告がある。

 よって、セロトニンうつ病に関係する場合があると考えられる。

 

(現在トリプトファンを飲んでいますが、そのまま続けてよさそうです)

 

セロトニンが減ると、なぜうつ病になるのか?

 健常な人の脳内のセロトニンを不足させると、将来の報酬を待つよりも、すぐに得られる報酬の方を選んでしまう傾向が現れるとの研究報告がある。

 将来の報酬を期待できないという現象は、将来のことを悲観してしまううつ病の症状に似ている面もあり、こうした研究からセロトニンうつ病に関係している可能性が考えられている。

 

(初めて知りました。今飲んでいる抗うつ薬セロトニンを増やすものなので、続けてよさそうです)

 

続きはまたあらためて。

 

ご一読ありがとうございました。