うつとともに歩む

障害者枠での就労をスタート。うつとともに生きる、これからの人生を模索中です。

第16話 どうしても復職がこわい

先日まで気分が激しく落ち込んでいましたが、だいぶ和らいできました。

 

ちょうどその絶不調のさなか、

ブログをアップしていましたが、

 

あらためて読み返すと、

あまりにマイナス思考、、、、、、

 

だいぶ落ち着いた今、

 あらためて振り返りつつ、

ブログ内容も更新したいと思います。

 

落ち込んだ流れを振り返ると、

 

復職予定の10月1日が近づいてきて、

会社への意識が強まってきた

上司とのつらい記憶がフラッシュバック

つよい不安、落ち込み 等々

ちょっとしたことも、

全部マイナスに捉え始める

孤独感、一人になりたい、無力感 等々

頭痛やだるさも。

 

 

 最近は、うつ症状はやわらぎ、自分のなかでは、うつ病寛解してきたのではと思ってました。

 

でも、復職が現実的になると、上司や当時の状況が浮かび、つらくなる……

 

甘えなのか??

 

それでもなんとか対策たてようと

図書館で本を読みあさった結果、

うつ病というより、

強いトラウマ反応が起きているせいでは?、と勝手に予測

本を読んだ感じでは、PTSD適応障害ではないと思いました。

トラウマケアとしては、ERDMや曝露療法がメインになるようです。

自分でできるものとしては、トラウマを何度も書き出し、慣れていく曝露療法しかなさそう。

 

 ただ結局、

 

翌日、主治医に症状からなにから相談したところ、

 

うつの波だと思うよ

薬の種類や量も変えず、様子を見ましょう

 

とのことでした。

 

 結局、うつの症状なのかなぁ

 

でも話をしっかり聞いてくれた上で、先生が判断していることなので、まずは信じたいと思います。

 

今回学んだのは、

 

大きい気分の落ち込みが来たときは、

「ああ、今落ち込みが来たな」、と早く認識すること。

そして色々考えず、とにかく過ぎ去るのを待つべきだということです。

 

色々やっても、その時はマイナス思考から抜け出すのは困難。

これまで学んだ、認知再構成法なども、

落ち着いてからでなければ、

とても取り組める精神状態ではないからです。

それが実感としてわかったことは、

いい機会だったとは思います。

つらかったですが、、、

 

 だいぶ長くなってしまい、

結局まとまり良くない感じになっちゃいました(^_^;)

 

ご一読ありがとうございました。

 

第15話 うつ病ってどこまで解明されているの?(1)

今週から、お盆休みだったリワークが再開されました。初日はちょっと疲れがでてしまいましたが、心身を少しづつ慣らしていきたいと思っています。

 

先日、ストレッサーだった上司から、いつもの体調伺いのメールがありました。

 

「体調はどうですか?」

 

休職当初は、連絡がくるだけで緊張し、気分が落ち込みましたが、最近はそれほど落ち込まないようになったと思ってました。

 

しかし、その夜、

 

上司に追い詰められている夢をみて、久々に中途覚醒してしまいました。

 

だいぶ克服したと思ってましたが、

無意識の中では、

 

上司のことがトラウマになっているんだなぁと気づかされました……

 

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うつ病の原因って?? ◆

 

最近、ネットやテレビなどで、

うつ病関連の情報をよく目にします。

 

腸内環境を整えた方がいい 

ブロッコリースプラウトがいい

遺伝性が明らかになった

うつ病患者は、海馬の萎縮が見られる

 

などなど。

 

一般向けのうつ病の本はかなり読みましたが、だいたいの本では、

 

うつ病の原因は、

セロトニンノルアドレナリンの減少であり、それらを増やす抗うつ薬を服用することで、治療できるということが書かれています。

 

海馬の話などはみたことがありません。

 

 

いったいうつ病の原因は何なのか?

このままの治療でいいのか?

ずっと気になっていました。

 

 

ちょうどその頃、下記の本に出会いました。

 

※どなたかのブログで紹介されていたのですが、そのブログが見つからなくなってしまいました。引用元を記載できず、本当にごめんなさい。

 

うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)

うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)

 

 この本は、理化学研究所精神疾患の研究をされている加藤先生が書かれたものです。

 

かなりアカデミックな内容で、

自分のような素人が読むのには

だいぶパワーを使いますが、

 

うつ病の最新研究を知るのに、

もってこいの本でした。

 

公表されている研究結果をもとに、今いえること、事実のみが書かれていて、

不明なことは、不明としっかり書いてあります。

とてもしっかりした、教科書のような本です。

 

うつ病患者の立場から、

気になった部分を、何回かにわけてまとめてみたいと思います。

 

うつ病の原因は解明されているのか?

 →

様々な推定はされているものの、最新研究でもうつ病のメカニズムは確定されていない。

 

(メカニズムが確定してないと言われると、本当に治るのか不安になります)

 

セロトニン

 うつ病経験者が、トリプトファンが欠乏して脳内のセロトニンが不足するような飲料を飲むと、うつ病が再燃するとの研究報告がある。

 よって、セロトニンうつ病に関係する場合があると考えられる。

 

(現在トリプトファンを飲んでいますが、そのまま続けてよさそうです)

 

セロトニンが減ると、なぜうつ病になるのか?

 健常な人の脳内のセロトニンを不足させると、将来の報酬を待つよりも、すぐに得られる報酬の方を選んでしまう傾向が現れるとの研究報告がある。

 将来の報酬を期待できないという現象は、将来のことを悲観してしまううつ病の症状に似ている面もあり、こうした研究からセロトニンうつ病に関係している可能性が考えられている。

 

(初めて知りました。今飲んでいる抗うつ薬セロトニンを増やすものなので、続けてよさそうです)

 

続きはまたあらためて。

 

ご一読ありがとうございました。

第14話 職場復帰への不安の一つは、「うつ病」に対する偏見の眼差し

最近は体調よく、色々やってみようという気力もでてきています。

 

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「TED」で

うつ病への偏見に苦しみながら、それに立ち向かおうとする、うつ病罹患者のプレゼンを観ました。

 

プレゼンターは、ケビン・ブリールさん。題目は、「うつ病をわずらうコメディアンの告白」。

 

うつ病患者への社会の偏見」に対する苦悩が語られていて、

 

ものすごく共感しました。そして、大衆の前に、うつ病であることを曝した彼の勇気にとても励まされました。

 

わたしも、職場の人からどんな目でみられるのか、想像すると恐いので、彼の気持ちはよく分かりました。

 

私の場合、

うつ病であることに対して、

「偏見を受けること」に、強い劣等感を感じてしまいます。

 

ブリールさんのようにはなかなか出来ないものの、

焦らず、少しずつ勇気を出していきたいです。

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余談ですが、

 社会の理解がない例を最近聞きました。

会社の産業医から、再発防止書の提出を求められている事例がありました。

再発防止とは、不具合が起きた際に、原因を考え、次は起こさない対策を考えることだと理解していますが、

そもそも医学的にうつ病のメカニズムがはっきりしないなか、罹患者にどうしたら次はかからないか考えろとは、酷に感じます。

もちろん、病気になった経緯を振り返ったり、ストレスコーピングを考えるのは必要ですが、再発防止書として会社が提出を指示するのは、違和感を感じてしまいます。

そもそも「職場環境」という、会社側の問題はどこにいったのでしょうか………

 

 別の病気で休職した人に、再発防止策を求めるでしょうか?

ここに、要は気の持ちようではないか?という、うつ病への偏見があると感じます。

 

まぁ、他者はなかなか変えられないので、現実はしっかり受け入れて、自分らしく、自分のライフビジョンを見据えて生きていくしかないと思います。

ちょっとネガティブですいません。

 

ご一読ありがとうございました。

 

第13話 うつ休職後 初めて職場建屋に入りました


昨日から病院が休みのため、リワークプログラムも休みです。

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先週、無事会社のロビーに入ることができ、庶務さんとも会ってきました。
とにかく、できたことに
ほっとしました。


復職に向けて、また一歩前進できたと思います。


庶務さんと、30分くらい話しましたが、

職場の皆さんの様子を色々聞けて、

自分が職場で働くイメージが、少しわいてきたのもよかったです。



ただ実は、

前日の夜に体調が悪化し、庶務さんに面会の断りメールをする寸前の状況でした。

ひどい頭痛、微熱、だるさが現れ、
風邪の症状というより、

これまで経験したうつの身体症状と同じ感覚でした。

今となっては、風邪のぶり返しだったのかなと思っていますが、

その時は、

「またうつの身体症状が再燃し、またもや会社に行けないのか?」、

そして庶務さんに断りの連絡をしないといけないことに、

絶望的な気持ちになり、
涙も流してしまいました。

自分でも涙まで流すとは意外でした。

結局、
口唇ヘルペスもひどかったので、妻の勧めで内科の夜間診療にかかり、抗ウイルス薬をもらって飲んだところ、次の日の朝には、症状が和らぎ、無事会社に行くことができました。

落ち込んでいた自分を励まし、根気強く病院に行くことを勧めてくれた妻に、心から感謝しました。

とにかく会社に行けてよかったです。

風邪の症状だったのか、うつの症状
だったのかは不明です。

ついつい、復職に向けて、うつの症状が完全に無くなることを目指してしまいますが、
症状が時々現れるのは、今後も避けられないし、しょうがないことと受け入れるべきだと、感じています。

いい気づきになった経験でした。


ご一読ありがとうございました。

第12話 うつ休職後 初めて職場建屋に入ります

 

最近は、(風邪を除けば)体調よく、気力もあっていい状態です。

 

初めての職場建屋立ち入り

明日、職場建屋の1Fロビーに、休職してから初めて入ります。

職場復帰への恐怖を少しでもやわらげるのが狙いです。

 

極力知り合いに会わないよう、11時に行く予定です。傷病手当て申請を手渡すため、庶務さんと会う約束もしてます。

 

今後は、立ち入る時間を就業時間まで少しずつ早めていくつもりです。

 

ふと気づいたのは、幸いにも事前の緊張があまりないことです。これはちょっと意外でした。

これまで、通勤バスで会社の前を通ったり、知人と少しずつ会ったり、

徐々に「会社」に心身を慣らしてきたおかげかなと思います。

 

職場復帰するのはまだ恐怖がありますが、少しずつ慣らしていけば、恐怖も和らぐはずと信じ、少しずつ取り組んでいきたいです。

 

ご一読ありがとうございました。

第11話 「頑張れ」に感謝

ここ2~3週間、体調、気分ともに、いい状態をキープできています。

先日、昔の上司、同僚と会ってきました。

当時、いい人間関係の中、いい仕事ができたときの仲間です。元上司の方は人間的にも尊敬してた方です。

「バリバリ仕事をしてる自分」ではなく、「うつ病+長期休職してる自分」として会うのは、やはりだいぶ緊張しましたが、
思ったより大丈夫でした。

とにかく普通に会って、話せたのが、なによりよかったです。

この経験は、
自分の回復度合いを実感できただけでなく、
復職時の恐怖を和らげる助けになりそうです。

復職初日をイメージすると、
周囲の目線に対して恐怖がわいてくるのですが、一部でも安心できる目線があることは、とても心強いです。

これからも少しずつ信頼できる人と、復職前に会いたいと思います。

さらに、元上司から、

「復職を焦ることはないけど、チャンス(機会)は逃さないで!」


と、背中を押す言葉をかけてもらいました。
妻も最近同じような言葉をかけてくれます。

「頑張れ」などの励ましや、復帰を促す言葉は、これまで正直苦痛でした。とくに病気の急性期や回復初期は、これ以上頑張るのは無理だ、そして頑張れない自分が情けない気持ちになりました。ストレッサーだった人(今の上司)から言われると、怒りさえ覚えます。(それは今も変わらないです…)

今は、信頼できる人からもらう背中を押す言葉は、ありがたく、励みになります。


もちろん焦るつもりはないですが、
復職に向けて、

「ちょっとづつ、頑張りたい」です。


ご一読ありがとうございました。


第10話 休職開始から、はや6カ月

最近は体調もよく、なにかをしようという気力もだいぶ戻ってきました。

1月の休職開始から、はや6ヶ月が経ちました。

こんなに長い期間、会社を休むとは、当初はまったく想像していませんでした。

いつになったら会社に戻れるのか?、ずっと戻れないのではないか?と、恐怖におそわれることもあります。

ただ長期でみれば、波を繰り返しながらも、少しずつ良くなってるはずだと、そう自分に言い聞かせています。

とにかく、今やるべきことを、一歩づつやるしかないんだと思います。



復職を意識した時期は、これまで2回ありました。


1回目は、

休職開始から1ヶ月後。
急性期を抜けた頃です。

この時期は、とにかく早く会社に戻らねば、という焦りが強い時期でした。当然主治医から、まだ様子見ましょうということで、復職はできませんでした。

日常生活での体調が戻ってきただけで、病気の原因振り返りや、準備が全然できていなく、とても復職できる状態ではなかったと思います。


2回目は、

休職開始から4ヶ月後。
体調の波も安定してきて、病気の原因振り返りや、復職準備もある程度した時期です。

通勤訓練、リワーク+図書館で活動時間をのばす、認知のゆがみを補正するために関連図書を沢山読んで考えるなど、色々取り組み始めました。

しかし、急に負荷を掛けたせいか、症状が再燃してしばし休養することになりました。

体調いいと、自分の病気を過小評価しがちです。
ですがこの時期に、まだまだ無理はできないんだな、ということを体感することができました。
あのまま復職していたら、すぐ再発したかもしれないと思うと、ある意味復職しなくてよかったのかもしれません。

今は、改めていま何をすべきか考え、少しずつ、一歩づつ、取り組み始めました。
自分の状態をみながら、無理せずいきたいです。

ご一読ありがとうございました。