うつとともに歩む

障害者枠での就労をスタート。うつとともに生きる、これからの人生を模索中です。

第23話 今度こそ、うつの波から復帰??

軽い憂鬱感やだるさが続いてましたが、

やっと抜けてきました😂😂

本当に今回は長かったです。

4週間づつきました、、、、


まぁきっかけはいつもの、

「もう復職しなければ」、

「でも戻るのがこわい」 

の両者に挟みこまれて、
苦しくなってしまうこと。



会社に戻る決心ができないのは、

うつ病で休んでいることへの劣等感、
恥ずかしさが強く、周囲の目がこわい、そして未だに当時の上司、仕事への恐怖があるため。



これまでこれらを克服すべく、

対策を色々考え、トライし、
でも乗り越えられず調子を崩し、
また別のことを考えトライし、

を繰り返してきました。



でも、これって克服しよう、押さえ込もうともがいても、

それは無理なのかも、とちょっと思い始めてます。


そういう自分の気持ちを受け入れて、それも含めて自分ってこうなんだなぁと客観的にとらえる。

そうすることが、まずは必要なのかもしれないなぁ、と。

とまぁ、まだまだぼんやりですが、少しづつこんな考えをし始めています。


こんな考えをしだしのは、

精神科医高橋和巳先生の本を読んだことがきっかけです。

この先生は、どちらかというと、哲学的というか精神論的なことに重きを置かれていて、うつ病の治療も、カウンセリングをメインにされている印象です。

今の主治医の先生は薬物療法がメインですので、

高橋先生の著書を色々読んでみて、ヒントになりそうなことを探してみようと思っています。


長文におつきあい頂きありがとうございました。

第22話 映画「聲の形」とても共感しました


だいぶ体調、気分が回復してきました。

今回はうつ症状がかなり長引いてます。

ーーーーーーーーーーーー

先日、映画「聲の形」を見てきました。

とてもいい映画でした。

うつ病で働けない自分の状況に重なる部分があり、すごく共感できました。

うつ病に限らず、
他者に対して劣等感や恥ずかしさを感じ、社会から疎外感を感じているような方も、少し勇気を貰えるような内容だと思います。



色んな辛い経験から、周りの人の顔が見れず、
うつむいていた主人公が、
仲間の助けを得ながら、
勇気を出して一歩踏み出す、
その姿がとくに感動しました。


うつ病で休職してからというもの、

そのことへの強い劣等感から、

周囲の目線を恐れてしまう自分と重なり、

必死に乗り越えていく主人公の姿に

勇気を貰えました。

よろしければコミックも合わせてご覧ください。


ご一読ありがとうございました。

第21話 「再び、憂うつな日々」及び「副腎疲労について」

■またまた憂うつな日々■

先週から、またうつの波(谷底)に沈みました。
(今日はだいぶ回復しました。)

「早く復職しなければというプレッシャー」
 
 と、

「でも職場に戻るのがどうしてもこわい、という思い」

に挟まれ、行き場がなく、

頭の中にもやがかかり、

パニックになり、

とにかく苦しい状況でした。

発病してから経験したことのないほどの、


「消えてしまいたい」


という考えが、頭から離れませんでした。



昨日は家にいても色々考えてしまうので、
マンガ喫茶でマンガに没頭して過ごしました。

最近映画が公開されている、「聲の形」を読んだのですが、
自分の状況にも重なる部分があり、すごく共感し、励まされる内容でした。

映画も見てみたいな。
でも36歳の男一人では行きづらいな、、、、



話を戻すと、

なんとか今は、
あと2年弱ある休職期間の中で、

まずは復職をめざし、

それに向けて出来ることをやっていこうという結論にいたっています。



「消えてしまいたい」については、

あと2年たたないと、自死では生命保険がおりないことに気づき、

さしあたっては考えるのをやめました。

新たになにをしようかな、、、

今やっていないことと言えば、

漢方薬とか、
本格的なカウンセリングかな?

また少しづつ考えてみたいと思います。


■副腎疲労って??■

話は変わりますが、先日副腎疲労についての本を読みました。

自分で治す! 副腎疲労

自分で治す! 副腎疲労

なんと、副腎疲労に陥ると、コルチゾールなどのホルモン分泌がうまくできず、うつ状態、しつこい全身の疲れがでてしまうようです。
日本では副腎疲労と診断出来る医師は少ないみたいで、
ほとんどうつ病と診断され、抗うつ薬が処方されてしまうとのこと。
なんかドキッとしました。
自分はどうなんだろうと?

とりあえず本に書いてあった副腎疲労への対処法の中から、できそうなものを早速始めました。



(1)ビタミンB群の摂取

副腎はホルモンを生成する際にビタミンB群を使う。
それを補うことで、
副腎の機能をサポートできるようです。

ということで、

ビタミンB群のサプリメントを飲み始めました。

DHC マルチビタミン (60日分) 60粒

DHC マルチビタミン (60日分) 60粒





(2)マグネシウムの摂取

 マグネシウムもホルモンを代謝するときに必要とのこと。

 マグネシウムは、大豆、納豆、味噌、貝、海藻などに多く含まれていると紹介されていたので、
 納豆を毎日食べることにしました。

 合わせて、サプリメントも飲み始めました。
 

ディアナチュラスタイル マルチミネラル 60粒(20日分)

ディアナチュラスタイル マルチミネラル 60粒(20日分)

この本には副腎疲労治療のため、腸内環境を整えることの必要性も書かれていました。

個人的には、最近、
うつ病治療には、腸内環境を整えるのがいいとか、
抗うつ薬がききにくい場合多いとの話を聞きますが、
これらと副腎疲労は関係しているのではないか??
と感じます。
一刻も早い解明を期待したいです。

今回も取り入れることができるものは、
取り入れる姿勢でいきたいと思います。

ご一読ありがとうございました。
 

第20話 うつ病ってどこまで解明されてるの?(3)


激しい気分の落ち込みから、ようやく回復してきました。


深い谷でしばらくさまよい、
やっと平地まで少しづつ上ってきたような感じです。



先日は意を決して、

会社のロビーに朝9時に立入りました。

通勤の人が一杯いて、緊張で居心地わるかったですが、
これまでは11時立入りが最早でしたので、

また一歩前進できたと思います。

幸か不幸か、知り合いは一人を見かけたのみ。


めまいや手の震え、息苦しさなどの緊張が帰宅後も続き、体にとってはやはり大きい負荷だったようです。

復職となると、まだまだこわいですが、
少しづつでもできるようになったことに目を向けたいと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


下の本の中から、
うつ病患者として気になった内容をピックアップして紹介したいと思います。
今回は、その(3)です。

この本は、自分のような素人がうつ病について深く知るのにとても良い本だと思います。
内容は難しいので、読むのにかなりパワーを消費しますが、、

うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)

うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)


ーーーーーーーーーーーーー

■今日の目次■
 

抗うつ薬開発の課題

トリプトファン

③リワークプログラム

ーーーーーーーーーーーーー


抗うつ薬開発の課題


・新薬の臨床試験の困難

 最初に見つかった抗うつ薬の1つは、イミブラン。

これはセロトニンを増やす作用がある薬だが、

その後50年、現在に至るまでに開発された抗うつ薬は、

すべてこのイミブランと同様、

セロトニンノルアドレナリンを増やす薬ばかり。

たしかに副作用は減少したものの、

残念ながら有効性が高まったとは言いがたい、、、

うつ病の新薬開発が進まないのは
なぜなのでしょうか??

それは、

うつ病の検査法が確立できておらず、

臨床試験で新薬の効果が検証しにくいため。

そもそも臨床試験の対象となるうつ病の人の診断が、面接のみに基づいて行われているため、本来臨床試験の対象にはならない、偽薬でも治ってしまうような人が、うつ病の患者として含まれてしまい、偽薬でも効果がでてしまうケースがあるとのこと。

新薬開発のためには、まず検査法を開発し、その薬の有効性が期待されるようなうつ病患者を選ぶ必要があるようだ。

しかし、検査法開発のためには、
うつ病の原因を解明することが必要だが、そもそもこれが難しく、

日夜多くの研究者が努力を続けているが、順調に進んでいない、とのこと、、


(感想)

正直うつ病患者としては厳しい現実。

病気の原因が不明なのだから、
今の抗うつ薬でいいのかも、
正直不明なのか???

ただ、現在販売されている抗うつ薬や治療法が、人類が到達した現時点の最前線であり、しょうが無いのは事実。

だからこそ、抗うつ薬だけでなく、食事療法だったり、自分でいいと思ったものはどんどんやっていく姿勢は続けていこうと思う。

トリプトファン

 うつ病にかかったことがある人に、トリプトファンの欠乏を引き起こす特殊な飲料を飲んでもらうと、うつ病が再燃するという報告がある。またうつ病患者の血中のトリプトファンが低いとの報告がある。

そのため、セロトニンを作るのに使われるトリプトファンは特に重視されている。

ただ、トリプトファンは大豆などに多く含まれており、普通に食事をしている人がトリプトファンの欠乏を起こすことはなく、十分摂取している状態で、さらに服用することが良いとは限らないとのこと。

(感想)

トリプトファン摂取のため、大豆プロテインをもう数ヶ月服用している。
食事以外でさらに取っても、うつ病回復に効果があるのか、分からないとのことで、

このまま服用を続けるか少し迷うが、
復職し、再発不安が和らぐまでは続けてみようと思います。

効果ないとは誰も言えないはずですので、、、

③リワークプログラム

現状として、
こうした方法で復職することによって、うつ病が再燃する率を選らすことができるのではないか、と提案されて、研究が進められている段階。

その効果はまだ実証されていない。

どのような人に有効で、どのような人は必要ないのか、さらに研究を進める必要があるとのこと。

(感想)
私も日々クリニックのリワークプログラムに通っています。
もう7カ月ほどになりますが、まだ復職できていない状況。

リワークプログラムの「効果」については、正直気になっていますが、やはりまだまだ研究途上のようです。

でも薬と同じですが、何がいいか分からないのであれば、良さそうなものを取り入れるしかない。
諦めず続けるしかないと思っています。


長文のところ、ここまで読んで頂き、
本当にありがとうございました。


第19話 憂うつな今日

 うつ病のため休職、療養を開始してから、

昨日で8カ月が経ちました。

 

 

今週は、気力、体力が充実していた日々が一転、気分の落ち込み、体のだるさが続いてます。

 

なんとかリワークには行けていますが、

何事にも興味がわかず、意欲が出ず……

 

帰ってごろごろしていても気分が変わらない気がして、とりあえず図書館に来ていますが、視聴覚コーナーで映画でも見ようかと色々な映画を探していても、さあ見ようという気が起きず、最近興味がある心理学系の資格の本を見てみようとするものの、気がはいらず。気分転換のアイテムは、色々考えてあるのですが、どれも気が進みません。

新聞を読もうとしても気が進まず、帰るのも億劫です。

 

興味がわかない、

これもうつ病の影響なのですかね。

 

明日は曝露療法の一環で、通勤時間帯の少し後の、10時前に職場の建屋に入る予定です。

以前11時に立入しりしたので、ステップアップです。会社に近づき、知り合いに遭遇する経験を通して、復職のこわさを和らげる作戦です。これは調子の良いときに考えた作戦です。

 

 しかし今は、知り合いに会ったらうまく対処ができず、結果、怖さが余計に残ってしまうのでは? と今から不安になっています。誰にも会わないで済ませたいです。

 

まあこれも、起きてもいない未来を悲観しているにすぎず、

うつ病の影響なのですかね。

 

ブログを書きながら、

そろそろ帰ろうかなという気力は出てきました。

 

気持ちの吐き出しのみになってしまい、

ごめんなさい。

 

ご一読ありがとうございました。

 

第18話 トラウマ上司からの、前向きな逃避

最近は体調、気分は安定しています。

 

先日、当時の上司とのつらい記憶が蘇り、数日間、気分の激しい落ち込みがありました。ちなみにこれは、療養中何回もあったことです。

 

これまで、自分で曝露療法的なものをやったり、色々やってきましたが、

 

もうこれは乗り越えるのは難しい。

 

もとの課長の下に戻る前提では、

いつまでも復職できないのでは?と、

 

恐怖感を伴って、まさに痛感しました。

 

 

 

先日、意を決して、

職場の部長に、今の課長の所から異動できないか、正直にメールでお願いしました。

 

わがままで、甘えてるだけなのでは?と思いながらも、

でも「どうしようもない」という切迫感から、お願いをしました。

 

結果、

すでに部長としては、異動させるつもりだったから安心して、とのこと。

まずは素直に、ほっとしました。

そして心遣いに感謝しました。

 

ただ、これですぐに復帰への意欲、勇気がわいてきたかというと、正直まだまだ復職は怖いです。

でも大きく前進したはずです。

 

これまでやってきたように、

焦らず、少しづつ これまでのように

一日一日を大切に、前に進んでいくしかないと思います。

 

 ご一読ありがとうございました。

第17話 うつ病ってどこまで解明されているの?(2)

ひどい落ち込みも和らぎ、

最近は気分、意欲がだいぶ戻ってきました。

 

10月復帰に向けた行動プランを立て直し、

少しづつ行動開始しようと思っています。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

🔷うつ病の原因って??その2🔷

 

うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)

うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書)

 

 

 

 前回(第15話)に続き、

 

うつ病の最新知見について、

 

うつ病患者の立場から気になった所をまとめてみたいと思います。

 

今日は1つだけです。

 

抗うつ薬の効果

 うつ病は、セロトニンノルアドレナリンドーパミンなどの神経伝達物質が不足することによって起きるとは限らない。

 

なぜなら、抗うつ薬を飲むと、脳内の神経伝達物質はすぐに増えるが、抑うつ気分はなかなか改善せず、抗うつ薬が効き始めるのに少なくとも1,2週間はかかるからである。

 

抑うつ気分は、これらの神経伝達物質の量によって直接きまっているわけではない。

 

現在では、抗うつ薬を飲むことによってこれらの神経伝達物質が増えた結果、

BDNF(脳由来神経栄養因子)という物質が増え、そのことによって神経細胞の形や働きが変化し、そのことによって抑うつ気分が改善しているのではないかと考えられている。 とのこと。

 

(感想)

セロトニンからBDNFができるまでの時間や、できる量が人によって違うことが、

治療期間が人それぞれ違う理由なのでしょうか?  

この観点からの治療薬をぜひとも期待したいです。

 

ご一読ありがとうございました。